早いものでもう七月、暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?S店長です。
これだけ暑いので、利三郎でも泡ものやスッキリ目の白ワインがよく動いております。さて、来月はビッグイベント(あくまで業界内での)、日本ソムリエ協会 呼称資格試験が行われます。当店でも、TさんとM君の二名が『ソムリエ』の呼称資格試験に受験予定です。日々、ソムリエ教本とにらめっこしながら奮闘しております。また、日本における『ソムリエ』呼称というものは、大変曖昧です。参考までに日本ソムリエ協会のソムリエの定義を一部抜粋すると
ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識を有し、その仕入保存、在庫・品質管理、サービス方法等に留意し、個々のお客様の求めに応じる。また酒類及び料理選択の際には適切な助言をおこなう。
いろいろありますが、『ソムリエ』事態が飲食店におけるワインをはじめとするお酒などと、料理の相性を考慮してアドバイスをすると。フランスやイタリア等は国家資格になっておりますが、日本では民間資格であるため、一部でヨーロッパよりも遥に日本のソムリエの数が多くて異常だ。という声が聞かれますが、こういう背景があるのでなかなか一概に言えないと私は思います。逆にこれだけ専門知識を持った方がたくさん多いので、日本のワイン市場が成熟していているともいえると思います。
以上のことから小言なんですが、『~ソムリエ』がかなり氾濫しておる現状に 私は毎回『どーなんだろうなぁ』と嘆いております。